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自己資本額および平均利益額X2について

X2の評点項目は「自己資本額」及び「利払前税引前償却前利益の2年平均」の2つです。
「利払前税引前償却前利益の2年平均」のことを平均利益額と省略して一般的にいいます。

総合評定値(P)に占める割合は15%になっており、重要度の高い評価項目になっています。

X2は、経営状況分析Y点の「営業キャッシュフロー」と「利益剰余金」の指標と似ており、これらは大企業と中小企業を区分するための相関関係があります。

そのため、中小企業はX2に関して大企業みたいに高い評点は望めませんが、完成工事高10億円未満の建設業者においては評点幅は狭く、差がつきにくくなっています。
逆に完成工事高10億円以上の場合は評点幅が大きな差ができます。

X2=(自己資本額+平均利益額)÷2(小数点以下切捨て)

自己資本額X21の評価

自己資本額とは、財務諸表のうち貸借対照表の資産総額から負債総額を引いた純資産の合計額をいいます。
自己資本額X21は、審査基準日単独または直前2年平均の2択することができます。
自己資本額がマイナスの場合は0円とみなして評価されます。

平均利益額X22の評価

経営事項審査で用いる平均利益額とは利払前税引前償却前利益のことをいい、財務諸表の営業利益に減価償却費を足した額になります。
この額は2年平均で計算されます。

利払前税引前償却前利益は「EBITDA(イービットディーエー)」と呼ばれ、税引き後利益に支払利息・法人税・減価償却費などを足し、企業の収益力を計る方法です。

平均利益額では、減価償却費が大きいほど数値が良くなりますので建設機械等の固定資産をもっている建設業者が有利になります。

自己資本額および平均利益額の評点アップ対策

X2の評点アップは、短期的な対策は難しく、長期的な対策が必要になります。
資本金は増資すれば良いですが、繰越利益剰余金は長期の営業成果の賜物ですので、残念ながら短期的に向上するものでありませんが、毎期ごと利益の積み上げが出来るよう努めましょう。

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